すねが痛い・シンスプリント
すねの内側が痛くなる
走ると重たい鈍い痛みが出てくる
安静時は痛くないけど、また運動するとすねが痛い
病院でシンスプリントの診断だったけど、なかなか良くならない
最近は普通に歩く時もすねに痛みがある
思うようにスポーツができず、
とてもつらかったと思います…。
何をしても痛みが変わらない…
とあきらめる必要はありません!
当院は足の専門家として、
シンスプリントへの施術を
得意としておりますので、
あなたのお力になれます!
「シンスプリント」とは?
名前は有名かもしれませんね。
シンスプリントとは、日本では「運動してすねが痛くなったらこれ」というイメージがあると思いますが、アメリカでは「硬いサーフェスでのランニングや底屈筋過負荷によって誘発される下腿の違和感や疼痛であり、コンパートメント症候群と疲労骨折を除外したもの」と定義されています。難しいですね(笑)。
正確に言うとシンスプリントとは、あくまでも「すねの前面から内側の痛み」のことを指していて、疾患名ではないんです。疾患名では、日本ではmedial tibial stress syndrome(MTSS)と呼ばれ、「労作性脛部痛(ろうさせいけいぶつう)」や「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」と呼ばれることもあります。
MTSSとは、
medial「内側の」
tibial 「脛骨(けいこつの)」
stress「ストレス」
syndrome「症候群」
つまり、「ストレスで、すねの内側が痛い症候群」ということです。ストレスというのは、あくまでもスポーツ活動のような足にかかる負担のことですよ。精神的なものですか?と聞かれたことがあるので、あくまでも機能的なものですとお答えしたことがあります。その方はお子さんの痛みを練習を休むための仮病かと思っていたそうです…。ケガと違って、なかなか伝わらないというのもこのシンスプリントが軽視される理由の一つかもしれません。今回はなじみのあるシンスプリントという呼び方で説明していきますが、あくまでもこれは症状を示す言葉です。
シンスプリントは、陸上やサッカー、バスケットボールなどで多く見られる疾患で、下腿のスポーツ障害としては非常に多く見られ、陸上競技選手における発生率は50%近いと言われることもある一方で、一般に広く認知されていることもあり、病院などを受診するという人は少なくなっています。運動部に所属してる人たちには「シンス」や「シンスプ」などという愛称で親しまれているようです。親しまれてはいないですね、失礼しました。ただ、それくらい認知度は高く、痛みなどの症状は自覚しながらも練習は継続しているというのが現状です。現場ではシンスプリントというと軽視され、なかなか練習も休まなかったり、我慢しながら続けるといったことが多く、その根本原因に対応をしてるところも少ないのが現状です。
実は自分も高校時代にシンスプリントになりました。部活を始めると痛みが出てきて、ひどい時は終わっても痛く、歩くのも辛かった覚えがあります。けど、練習を休みたくないという気持ちでシンスプリントだという認識をしていながら続けていました。やはり我慢して練習していても全然思うようなプレーはできなかったですけどね。
シンスプリントを軽視しないでください。パフォーマンスにも影響してきますし、我慢していると安静時にも鈍い痛みが続くようになり、中には疲労骨折を起こしている場合や我慢して疲労骨折になってしまうということもあります。疲労骨折は早期ではレントゲン検査では確認できないこともあります。しかし、最新の2020年の論文(システマティックレビュー)でもCT検査が早期発見には有効であるとされています。我慢するだけ病態のステージは進み、復帰までに多くの時間が必要になるケースも少なくありません。シンスプリントは早期発見と予防が重要ということです。出来るだけ早期に専門機関で診てもらうことをお勧めします。
疲労骨折になると、部位によっては経過が良くない部分もあります。練習後、明らかに腫れて、熱っぽくなっていたり、ピンポイントに骨に痛みがある場合、また、安静にしていても痛みがある場合には医療機関での画像検査などで画像所見も必要になる場合があります。
疾走型とは、陸上のような走る系のスポーツをする方に多く見られ、跳躍型はバレーボールやバスケットボールなどのジャンプ系のスポーツをする方に多く見られます。写真を参考にどこが痛いのかを確認して見てください。シンスプリント全体としては、下1/3での痛みが多いとされています。
繰り返しになりますが、重要なのは早期発見と予防です。
早期発見のためのチェックポイント
走っていて、いつ痛みが出るか?
走っていて痛みが出るということはもちろんなのですが、その中でも「足を着いたときに痛いのか」「その後蹴りだしにかけて痛いのか」ということは病態把握に重要です。足を着いた時に痛い場合にはさらに重症の可能性もあります。早期に検査を行うことをお勧めします。
足の形状は?
シンスプリントでは回内足(かいないそく・オーバープロネーション)、偏平足、外反母趾(がいはんぼし)、足裏のタコが第2・3趾の付け根付近にあるなどが見られることも多いです。あくまでも傾向であってそうでない方もいらっしゃいますが、むしろ扁平足じゃないのに、シンスプリントの方はさらに重症の傾向があります。
少なくとも靴のかかとの外側のすり減りがやけに早いなどは、回内偏平足によく見られる特徴です。また、足のゆびが曲がっているなどもシンスプリントに多く見られます。
なぜシンスプリントになるの?原因は?
安静・湿布ではいつまで経っても治りません!
シンスプリントは、よくオーバーユース(使い過ぎ)によって発生すると言われています。確かに急激な運動量の増加はカラダに負担が出るのは当然ですよね。普段全く運動しなくて、急に運動したらカラダが悲鳴をあげるのは納得です。外的な要因として、オーバーユースはありそうです。
実際にランニングの1週間走行距離が、前の週と比べて130%を超えてくるとシンスプリントの発生リスクにつながることがエビデンスとして報告されています。
カラダ側の内的な要因はどうでしょうか?
後脛骨筋(こうけいこつきん)というすねの内側にある筋肉やヒラメ筋腱という部位が骨膜を引っ張ることによって起こるという説が原因として考えられていましたが、現在では否定されています。
解剖学的な構造から後脛骨筋が脛骨後内側に押し付けられて絞扼(こうやく・つぶされる感じ)や滑走障害(動きにくさ)によるという可能性が示唆されています。そのため、後脛骨筋が過度に摩擦されたことによって上下に幅をもった疼痛を生じるという報告があり、自分自身も現在のところこのように理解しています。つまり、この後脛骨筋にストレスが入ってしまう身体の状態や使い方が原因とも言えると思います。
では、何がこの後脛骨筋にストレスを入れてしまうのかというと、
急激な運動量の増加により身体が適応できていない
足裏のカカトからアーチ構造の崩れ
股関節の可動域低下
足関節周囲筋の筋力低下
などが特に影響していることが多いです。このような項目に加え、痛みの出るタイミングの評価や痛みの部位の評価などを行うことで、状態が確認することができます。どれだけ早期に発見し、原因を取り除いていくことができるかによって復帰時期も変わってきます。長期的に続く痛みや急に増した痛み、局所的な腫れ症状などがある場合には、CTでの検査を視野に入れた方が良いと思います。
何もなければ、それは機能面の問題ということで、当院でしっかり最速で改善できるようにお手伝いすることができます。
当院の施術ではこのように改善していきます!
シンスプリントに対して対症療法は致しません!
ここから一緒に改善していきましょう!
シンスプリントの方に対して一般的に行われる施術として
電気療法
マッサージ
シップ、痛み止め
テーピング
アイシング
足底板(インソール)
などが多いようです。当院に来院されている方の多くは、そのような施術で効果がほとんどなく、なかなか良くならないからということで来院されています。
当院では…
シューズチェックと足部評価をします。
当院には常時100足以上のシューズを試し履きとして、多彩なサイズ展開でご用意しております。シンスプリントになられている方の70%以上でシューズのサイズを間違えています!
また、同時に足の機能評価をしていきます。少し細かいと思われるかもしれませんが、今までこれをしてこなかったから、あなたのシンスプリントは治らなかったのです。当院は「足の専門家」として、海外の足病医(足専門のドクター)から直接指導を受けた足のスペシャリストが在籍しておりますので、かなり専門的な知見を持ち合わせております。
シンスプリントには医療用の足部矯正インソールを処方することが多いです。
「カラダ」を変えるのは、長い習慣を変えるため時間がかかりますが「モノ」を変えるのは、すぐできて効果も即効性があります!視力矯正は眼科、歯列矯正は歯科、と言った具合に海外には「足部矯正は足病医」がいます。その足の専門医が薬のように処方する医療用の矯正インソールを扱っております。一般的な市販のインソールと比較して、サポート力・矯正力が強いものです。走っている時やスポーツしている時の足の動きをバイオメカニクス的視点から改善していくことができます。いつも履いている靴に一人一人の足型に合わせて足の形状、機能を評価し、それぞれに合わせて採型していきます。装着後からすぐに痛みが軽減ないし出なくなるという方も多く、シンスプリントに対する効果は高いです。
原因に対するアプローチとして動きを変えるための施術を行います。
その場しのぎではなく、スポーツのパフォーマンス改善も視野に入れながら復帰を目指します。ただ、局所の症状だけに焦点をあててしまうと、なかなか結果が出ません。多くの方は今までそのような施術で効果が出なかった方なので、より詳細な原因究明とアプローチが必要になってくるわけです。一人ひとりを評価して紋切り型ではない施術を展開していきます。
あなたに必要なセルフケアと治療計画を提案・指導していきます!
シンスプリントを早期に改善し、再発予防するためにはリハビリとしてのセルフケアも重要です。カラダの使い方を改善し、スポーツ復帰できるようにサポートしていきます。多くのスポーツ障害は筋肉の機能不全といって、カラダを上手く使えていない状態がみられます。
その改善にセルフケアを加えることで、日常からカラダの動きを変えていけるので、症状の軽快を加速させることができます。競技への参加の可否や大会の日程、練習量などについても一緒にご相談していきます。
シンスプリントで運動することを諦めないでください!
シンスプリントは多くの学生スポーツに見られる疾患ですが、まだまだ軽視されているのが現状です。学校によっては、シンスプリントを「初心者のなる筋肉痛のようなもの」という認識で普通に練習をさせているところもあります。
生活習慣や部活などにおける繰り返しのカラダへの負担に対して、「痛み」や「重だるさ」など色々な形でそれを示してきます。
そのシグナルを真摯に受け止め、根本原因の究明とそれに対する明確なアプローチが、あなたの身体の訴えを受け止めることための唯一の方法であると考えております。
お気軽にご相談ください、あなたの痛みに対して真摯に向き合います。
足のスペシャリストである当院がお力になれると思います!